ビットコイン(BTC)がハードフォークしてビットコインキャッシュ(BCH)が誕生した2017年。その1年後にビットコインキャッシュが更にハードフォークした結果、誕生したコインであるビットコインSV(BSV)。
本記事ではどのような経緯でビットコインSV(BSV)が誕生したのか経緯を説明させて頂きます。国内ではフォビジャパン上場予定です(2022年6月中旬予定)!
ビットコインSV(Bitcoin Satoshi Vision / BSV)の概要
正式名称 | Bitcoin Satoshi Vision(ビットコイン・サトシ・ビジョン) |
ティッカー | BSV |
ハードフォークの元コイン | ビットコインキャッシュ(BCH) |
ハードフォーク時刻 | 2018年11月15日 |
ブロックサイズ(ハードフォーク時) | 128MB |
承認アルゴリズム | Proof of Work |
ビットコインSV(BSV)はビットコインが抱えるスケーラビリティ問題を解決する過程で誕生したコインです。2017年にビットコインのスケーラビリティ問題がビットコインコミュニティで加熱しました。
2017年当時、ブロックサイズを1MBまでしかなかったビットコインの問題を解決する形で誕生したのが、ビットコインキャッシュというコインになります。ビットコインキャッシュはブロックサイズ32MBとビットコインの32倍とスケーラビリティ問題の解決に前進しました。
しかし、その後もコミュニティではブロックサイズの論争が加熱。結果、ビットコインキャッシュ誕生後1年が経過した頃に128MBと更にブロックサイズの大きいビットコインSVが誕生しました。
このブロックサイズの違いがBTC、BCHとの一番大きな違いとなっています。
現在のビットコインSV(BSV)のブロックサイズ
スケーラビリティ問題の克服に重きを置いているビットコインSVですが、その後もブロックサイズ改善をしています。以下はブロックサイズが改善した主要なアップデートになります。
- 2019年7月にQuesar(クエザー)アップデートが行われ、ブロックサイズの上限が2,000MBに上がりました。
- 2020年2月にGenesis(ジェネシス)アップデートが行われ実質ブロックサイズ上限が撤廃されました。
ビットコインSV(BSV)の名前の由来
ビットコインSV(BSV)の正式名称はビットコイン・サトシ・ビジョン(bitcoin satoshi vision)です。コインの名前にビットコインの産みの親であるサトシ・ナカモトのファーストネームが入っています。
これはビットコインSVのコミュニティがビットコインSVこそサトシ・ナカモトのホワイトペーパーに忠実であると自負しており、彼のWebページにもビットコインSVこそがオリジナルのビットコインであると記載されています。
ビットコインSV(BSV)を支持しているクレイグ・ライトとは?
ビットコインSVが注目された理由の一つにクレイグ・ライトの指示があります。クレイグ・ライトはビットコインの開発の初期から参画していたメンバーの一人です。また自らをビットコインの産みの親であるサトシ・ナカモトである宣言した一人でもあります。ただ、彼自身がサトシ・ナカモトである事の証明に失敗しています。
ビットコインSV(BSV)の将来性
ビットコインSV(BSV)はBTCやBCHとは異なり既存のクレジットカードなどのペイメントサービスのレイヤーでのビジネス展開を狙っているようです。
ペイメントサービスでの大きな進展があればビットコインSVの価格も上昇するのではないでしょうか?
またBSVを利用したSNSであるTwetch(ツウェッチ)やmy2centsが普及すれば、BSVホルダー増えて価格に良い影響を与えるのではないでしょうか?
ビットコインSV(BSV)が購入できる取引所
海外の取引に多く上場しているビットコインSV。その中でもお勧めはBybit(バイビット)になります。
Bybit(バイビット)ならクレジットカードで仮想通貨を購入できたり、取り扱い通貨が多いのが魅力です。
また国内取引所だと2022年6月にフォビジャパンに上場予定です。