仮想通貨/暗号資産でいわゆるビットコインFXをする上で使用する分離マージン(isolated margin)という言葉の意味が分からなかったので、調べてまとめてみました。
まずは分離マージン(isolated margin)を理解するにはマージン取引(レバレッジ取引)には分離マージン(isolated margin)とクロスマージンの2つを理解しないと意味を捉えずらいと思います。分離とクロスの理解の前にマージンの意味から確認していきましょう。
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マージン(margin)とは
マージンとはレバレッジ取引などを行う際の委託証拠金のことです。ざっくり言うとレバレッジ取引の取引に使用する資金のことですね。
では、マージンを理解した上で分離マージンとクロスマージンの違い見ていきましょう。
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分離マージン(isolated margin)とクロスマージン(cross margin)の違いは?
もう日本語があるので説明不要かと思いますが、isolatedとcrossの意味から説明します。isolatedが〜から分離したという意味の英語です。またcrossは横切るいう意味です。おそらく未決済で保有している通貨(買い・売り)に対して証拠金をかけるという意味で、横切るのクロスを使用したものと思われます。
分離マージン(isolated margin)とクロスマージンはレバレッジ取引をする上での証拠金の管理の仕方の違いです。
レバレッジ取引において、自分のポジションを全て清算してポジションを保ち続けるのがクロスマージンです。分離マージン(isolated margin)と比較するとロスカットされる可能性が低いですが、ロスカット時は全てのポジションを失います。
クロスマージン(cross margin)の例
例. ビットコインのレバレッジ取引を証拠金を日本円で行う。
自身の暗号資産/仮想通貨のアカウントに300,000円入っているとします。
この場合、仮にロスカットが走った場合はアカウントにある300,000円がすべて対象になります。
分離マージン(isolated margin)の例
一方でポジション毎にマージンを管理するのが分離マージン(isolated margin)です。ポジションに対してロスカットなどが行われるので損失を限定することができます。以下のようにないります。
例. ビットコインのレバレッジ取引を証拠金を日本円で行う
自身の暗号資産/仮想通貨のアカウントに300,000円入っているとします。
分離マージン(isolated margin)で取引する際はこの時点で証拠金に利用する金額を指定します。
証拠金を15万円とする指定すると基本的にはロスカットが走っても15万円以内に抑えることができます。
最後にまとめとして長所と短所をまとめてみました。
分離マージンとクロスマージンの長所と短所
比較すると以下の表のようになります。
長所 | 短所 | |
クロスマージン(cross margin) | ロスカットが走りずらい | ロスカットが走った際の影響が大きい |
分離マージン(isolated margin) | ロスカットが走った際の影響を自身で指定できる | クロスマージンと比較するとロスカットが走り安い |
まとめながら気付きましたが、自分は仮想通貨取引所で分離マージン(isolated margin)という言葉に始めて出会ったのですが、分離マージンっていわゆる普通の取引所のレバレッジで、むしろクロスマージンというのが新しい概念なのではないかと思いました。