The merge（ザ・マージ）とは？イーサリアムの承認アルゴリズム移行の注目イベント

イーサリアムのテストネットであるRopsenで実装テストが無事完了して話題になっているThe Merge。そのイーサリアムアップデートの中で注目のアップデートイベントであるThe Mergeについて、何故The Mergeが注目されているのか、その理由や背景を分かりやすく解説します。

The Merge（ザ・マージ）が注目される理由

イーサリアムの承認アルゴリズムがPoW（プルーフ・オブ・ワーク）からPoS（プルーフ・オブ・ステーク）に移行するイベントであるためにThe Mergeは注目されています。

現在、稼働しているメインネットがビーコンチェーン（Beacon Chain）に併合される事でPoSへ移行します。

大量のコンピュータの計算能力と電気代が必要なPoWに対して、POSは電力や消費量が少なく、承認までの時間が短くて済む設計になっています。

間接的にですが、このイベントでイーサリアムの送金手数料であるガス代も少なくなる事が期待されています。

承認アルゴリズムがPoWからPoSに変わるので、イーサリアムでマイニングが出来なくなりまります。今までマイニング報酬として支払われていたイーサリアムの量が減り、市場の供給量が減る事から価格上昇を期待する声もあります。

Beacon ChainはPoSの導入を目的に公開されたチェーンです。このPoWのレガシーなチェーンとPoSのチェーンの整合性を管理するバリデータチェーンの事を指します。

またBeacon Chain導入で32イーサ保有しているユーザーがステーキング参加できるようになりました。

Beacon Chainはイーサリアムのメインネットと別々に稼働してますがThe Merge後にはBeacon Chainとメインネットと結合されます。